車屋紳太郎が川崎フロンターレの敗戦危機を救う劇的同点ボレー弾を決めた。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループI第1節川崎フロンターレ対蔚山現代が4月15日に行われた。試合は1−1のドローに終わった。
■劇的同点弾
ACLの初戦に臨んだJ1王者の川崎Fだったが、開始21分に先制を許す。DFラインからのロングフィードに抜け出した元Jリーガーのレオナルドが谷口彰悟との競り合いに勝ち、最後は左足のシュート。これがゴール右に決まってしまう。
その後川崎Fは相手ゴールに迫るシーンはあったものの、なかなかゴールを奪えないまま時間だけが過ぎていく。そして迎えた後半アディショナルタイム(AT)の94分、このままの敗戦が濃厚となった流れの中、途中出場でJ1開幕戦のFC東京戦(2月18日)以来の復帰を果たした車屋紳太郎がチームを救う。
宮城天の強烈ボレーシュートで獲得した左CKを、相手GKがファンブル。このこぼれ球に反応して、ゴール前にいた車屋がボレーシュート。これがゴールに突き刺さった。相手GKのミスを見逃さなかった車屋の今季初ゴールは、チームの敗戦危機を救う起死回生の同点ゴール。しかも復帰戦で決めるというなんともドラマティックな展開だった。
このゴールで同点とした川崎Fは初戦をなんとか1−1のドローに持ち込んだ。