J1リーグ第8節 FC東京―浦和レッズ
4月10日(日)|14:00 味の素スタジアム
【今節のみどころ】
今節は、スペイン国籍の指揮官対決となる、FC東京と浦和レッズの対戦を控えている。
FC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督は、就任1年目となる。昨季まではJ2のアルビレックス新潟を率い、昇格は叶わなかったものの、攻撃的なサッカーで勝利を重ねた。攻撃と守備を同時に行うスタイルを目指す今季は、ここまでの6試合で4勝2敗と戦績も上々だ。
一方、浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、去年、J1の優秀監督賞を受賞。就任2年目となる今季は開幕から苦しい状況が続いているものの、自身の目指すサッカーは体現できつつある。会見ではいつも選手たちの人間性に言及したり、プレー面においても細部のクオリティにこだわりを見せる。
両者に共通しているのは、攻撃的なスタイルを好み、選手やチームの規律性を重んじるところ。スペイン人監督同士の対決は、魅力的な一戦になりそうだ。
■FC東京
5位 勝ち点12 4勝0分2敗 8得点5失点 得失点差3
【出場停止】なし
【出場微妙・故障者】レアンドロ
【直近5試合結果】
L○3-1 神戸(H)
L●1-2 横浜FM(A)
ル○2-1 湘南(H)
L○1-0 京都(A)
ル△0-0 磐田(H)
【通算対戦成績】
H 24試合・ 6勝 7分11敗
A 23試合・ 4勝 5分14敗
計 57試合・10勝12分25敗
【直近対戦成績】
2021年 9月25日 J1第30節 ●1-2(H)
2021年 2月27日 J1第 1節 △1-1(A)
2020年 9月30日 J1第29節 ○1-0(A)
2020年 7月18日 J1第 5節 ○2-0(H)
2019年11月30日 J1第33節 △1-1(H)
【今節のみどころ】
前節の神戸戦は、早い時間帯に先制されるものの、ペースを掴んだ後半はゴールラッシュとなる。後半9分にMFアダイウトンのゴールで追いつくと、その3分後にはDF森重真人が追加点を決める。さらに、21分にはFWディエゴ・オリヴェイラのゴールで突き放し、3-1で快勝した。
前半は相手に圧倒されながらも、後半はテンポ良く攻撃を展開し、逆転に持ち込めたことはチームにとって自信になったはずだ。守備面においても、相手に追加点を与えずに終われたことは大きい。組織的なビルドアップを武器に、順位も5位に浮上した。
今節はホームに浦和を迎える。直近2試合は序盤に先制を許し、さらにミスが失点に直結しているため、まずは丁寧にボールを運ぶことを心がけたい。連戦が続く中、選手の出場時間を調整しながらまかなうことになるため、選手同士での声かけを徹底して、ミスをカバーすることが重要になる。
注目選手は、直近3試合で2得点を挙げ、調子を上げてきているディエゴ・オリヴェイラ。エースが結果を出すことでチームも勢いに乗ってくる。今節も自身のゴールで勝利を手繰り寄せられるか。