■チームメイトからもフランス代表にもじられる
日本代表にとって、川崎フロンターレは切っても離せない大きな要素となっている。今回の招集メンバーのうち、川崎ゆかりの選手は9人いて、アウェイ・オーストラリア戦では4人が先発メンバー入りしたが、川崎系選手のさらなる代表招集も期待されている。
その一人が、橘田健人だ。橘田はアンカーを主戦場に川崎の主力選手だ。昨年プロ入りした背番号22は、ルーキーイヤーに29試合に出場。そして今年は背番号を「8」に変更し、やはり主力としてここまで活躍している。体はけっして大きくないが、豊富な運動量、危機察知能力、そして、パスを散らす能力がずば抜けており、川崎のサッカーにはなくてはならない存在となっている。代表では遠藤航という絶対的な選手がいるが、その穴埋めとして、あるいは、それにとって代わる存在として期待していい選手だ。
フランス代表のエンゴロ・カンテを彷彿とさせることから、和製カンテと称されており、チームメイトからも“エンゴロ・ケント”ともじられるほどだ。
勢いのある橘田の存在は大きいが、さらにもう一人、招集が期待される選手がいる。その選手は、三笘薫をさらに悪魔化させることのできる選手なのだ――。