■3月24日/ワールドカップ アジア最終予選 オーストラリア 0-2 日本(シドニー)
劇的な勝利となった、W杯最終予選のオーストラリア戦。スコアが動かないまま89分まで経過しながら、最後は天才ドリブラーの圧巻パフォーマンスでいとも簡単にかたがついてしまった。三笘薫の2ゴールは、日本列島とオーストラリア大陸に大きな衝撃をもたらした。
89分間もスコアレスだったこともあって、試合は常に白熱した展開だった。大雨は選手の体力を大きく奪っていったにもかかわらず、両チームともに最後までタフさと集中力を保った展開だった。その試合を前に、オーストラリアのサッカー協会はメディアに優しいホスピタリティを見せていた。この試合は直前に撮影ポジションや説明が行われたのだが、その際、食事と水が配られたのだ。
取材者が受け取ったのは、青いボックスと円形のランチボックス。ランチボックスを開けると中に入っていたのはかつ丼だった。カツは2つ入っており、デミグラスソースのようなものがかかってて、ごはんと一緒に野菜も添えられていた。
味は、日本人にとっても食べやすいもので、オーストラリアサッカー協会のホスピタリティを感じられた。「勝つ」とカツをかけたのかとも思われたが、筆者は英語がしゃべれないので聞くことができなかった。