FIFAワールドカップカタール・アジア最終予選グループB第9節、オーストラリア代表対日本代表が日本時間18:10キックオフで行われた。アウェイの日本代表が2−0の勝利を収め、7大会連続7度目のW杯出場を決めた。
■ホットラインで奪った先制弾
試合開始前から降っていた雨でピッチコンディションは最悪。だが、その中でも日本はらしさ溢れるプレーで前半からオーストラリアゴールに迫るシーンを何度も作った。前半は南野拓実や浅野拓磨が再三決定機を作るも、中々ゴールを奪えない時間が続く。一方、オーストラリアも日本からの攻撃を耐えながら、カウンターなどでゴールに迫る。
後半開始早々はオーストラリアが日本ゴールに迫るが、日本は耐え忍ぶ。その後は静かな展開に。終盤は徐々に日本がチャンスを作ると、89分に待望の瞬間が訪れる。原口元気からのパスを右サイドで山根視来が受けると、ペアルティエリア内の守田英正へパスを供給。ワンツーを受けた山根はラインギリギリでマイナスのパスを供給すると、走り込んできた三笘がダイレクトシュート。ボールはゴール左に吸い込まれた。
川崎フロンターレに所属する山根の絶妙なパス、そして元川崎Fの守田のワンツーも完璧。そして決めたのは元川崎Fの三笘だ。まさに川崎Fホットラインで決めたゴールシーンだった。ギリギリでクロスをあげた山根のボールを三笘はファーサイドから走り込みしっかりと流し込んだ。三笘は山根から来ることを感じ取ったのだろう。ボールに一直線に走り、見事ゴールを決めた。