3月23日、大一番となるオーストラリア戦を前に、日本代表が決戦のスタジアムで公式練習(冒頭15分のみメディアに公開)を行った。22日の練習では21人の選手が参加していたが、この日は26人全員が参加。W杯出場を懸けた試合を前に、芝の感触を確かめた。
前日に続く非公開練習だ。22日はシドニー郊外の練習場をブルーシートで覆い、機密性を高めての練習だった。この日は、オーストラリア代表の公式練習を前にした練習で、現地スタッフらにはピリピリムードが漂っていた中での練習となった。
現地の天気予報ではこの日も雨予想だったが実際には雨は降らず、曇天の下で選手はピッチに立った。連日の夏日から一転して肌寒い中での練習となった。
今回の代表では初めてFW林大地、MF南野拓実、MF柴崎岳、GK川島永嗣、GKシュミット・ダニエルの5選手が参加したとあって、急ピッチですり合わせが行われた模様だ。
そんな代表の練習を前に、“サッカー界の2トップ”も激励に駆け付けた。それは、田嶋幸三会長とJリーグ元チェアマンの村井満氏だ。2人はピッチに出てくる選手一人一人と握手をし、全員がそろうと激励を送っていた。話す内容までは聞こえなかったが、選手の士気は高まっていたようだ。