■3-0で勝つより気持ちの良い勝ち方
――今回は0-0の時間が長くても、いいわけですね。
後藤「もちろん、攻めて点を取るのが一番だよ。それを目指してプレーするんだけど、無理はしなくていいわけでしょ」
大住「それが難しいところだよね。守りを強く意識していいのは、後半40分過ぎからだよね」
後藤「攻め込まれて0-0なのか、ずっと日本がコントロールしていて点が入らない0-0なのかでも全然違うし」
大住「そういう時に何か嫌がらせをできる選手がいるといい。例えば、蹴ったら走ってくれる前田大然とか、渡したら1人で抜いていってくれる三笘薫とか。そういうタマは、かなりそろってきている」
後藤「この間のサウジアラビア戦のように、スピードスターを並べちゃうとかね。ヘディングが最強の最終ラインが守り切って、前線のスピードスターたちが追加タイムにでも1点取って勝っちゃったら、一番だよね。3-0で勝つよりも、そういう勝ちの方が気持ち良いよ」
大住「勝たないといけないオーストラリアだけど、勢いよく襲いかかった裏を突かれてカウンターを食らうのが一番嫌だという気持ちはあるかもしれない。8万人が入って盛り上がるスタジアムで、そういう部分のコントロールができるか。オーストラリアにとっても、非常に難しい試合なんだよね」