【ラ・リーガ分析】久保建英、レアル戦で見せた「積極性と守備」も…カリム・ベンゼマの2得点を含む3失点で敗戦【サッカー日本代表・マジョルカ久保建英の対レアル・マドリード戦】(2)の画像
マジョルカ久保建英とレアル・マドリードのカリム・ベンゼマ 写真:なかしまだいすけ/アフロ

【ラ・リーガ マジョルカvsレアル・マドリード 2022年3月14日(日本時間29:00キックオフ)】

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 話を33分に戻すと、いつもよりも消耗が激しい試合展開となったことが影響してか、このあたりから久保建英はプレー精度を欠く場面が増えていった。

 40分にはライン裏へパスを送ったが、大きすぎてティボー・クルトワの手に収まってしまい、スタジアムは落胆に包まれた。43分には両膝に手を当てる場面も見せた久保は、アディショナルタイムにはムリキの落としを収めて前を向いたが後ろから潰され、消耗しきって前半を終えた。

 後半開始前には久保とヴィニシウスがそれぞれ審判に対してもっと見ていてくれとアピールする様子も見せたが、ファウルの基準は変わらず。それはマジョルカの守備にとっては好都合だったが、久保が潰されてもノーファウルという場面が多く、ストレスを溜めていった。

 それでも、マジョルカの攻撃は久保がいなければ成り立たなかった。51分には久保が低い位置からカウンター。ムリキとのワンツーで突き進んだが、ここはバスケスがイエローカードと引き換えに後ろからストップした。

 徐々にスコアレスドローへ向かう雰囲気が出てきたマジョルカだったが、55分、ビルドアップでイドリス・ババが持ちすぎたところをバルベルデに狙われ、カリム・ベンゼマとヴィニシウスのコンビが余裕でゴールを奪った。あまりにもったいない失点でついに均衡を崩してしまうと、レアルは盤石の試合運びでチャンスを与えず。

 久保は67分に中央をドリブルで突き進んだが、エドゥアルド・カマヴィンガに簡単に止められ、77分に0-2となるとお役御免となった。

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