日本代表はFIFAワールドカップカタール・アジア最終予選グループB第9節でオーストラリア代表(3月24日)、ベトナム代表(3月29日)と対戦する。オーストラリアとの試合は勝てば7大会連続のワールドカップ出場が決まる大一番。日本はアウェイでの一戦となるが、勝利してワールドカップへの出場を果たすことができるだろうか。
今回は、前回の1月・2月シリーズの代表戦からここまでの日本代表GK・DFの活躍ぶりを紹介する。※(1)は3名、(2)は4名の計7名の欧州組
■STVVの守護神
シュミット・ダニエル
所属クラブ:シント=トロイデンVV(ベルギー)
生年月日:1992年2月3日(30歳)
今季リーグ戦成績:27試合34失点
まずはベルギー1部のシント=トロイデンVV(STVV)でプレーするシュミット・ダニエルだ。権田修一に日本代表の守護神の座を譲っているシュミットだが、STVVでは正守護神に君臨。今季はここまで27試合に出場し34失点。8試合でクリーンシート(無失点)を達成。代表戦以降もスタメンで起用され、ゴールマウスを任されている。
アメリカ人の父親と日本人の母親を持つシュミットは190cmを超える長身。中学時代はボランチとしてプレーし、足元にも定評のあるGKだ。中学時代に体育の授業で素人にボールを奪われたことがショックでサッカー部を辞め、バレーボール部に入部した経緯もある。高校からは本格的にGKとしてプレーし、2014年にベガルタ仙台へ入団。現在はSTVVでプレーし、日本代表にまで昇り詰めた。
最近では谷晃生の台頭もあり2020年11月のメキシコ代表戦以降、代表でのプレーがない。果たして、STVVの正守護神は今回の代表戦で選出されることになるのだろうか。