■久保を責めることはできない
61分にセルタが勝ち越しに成功すると、反撃したいマジョルカは67分に3枚替え。久保はイ・ガンインとの交代でピッチを去ることになった。
バレンシア戦では途中から2人が共存する形でチームの攻撃モードを象徴していたが、この日はそうならなかった。この状況でピッチを去らなければならないことが、この日の起用方法が失敗に終わったことを意味していた。
ただし、久保を責めることはできない。久保は起用されたポジションで求められていた役割をこなしていたが、そもそもマジョルカにとって現実的な戦い方ではなかった。久保が右サイドでボールを受けてから攻撃のスイッチが入る、というこれまでの形の方がチームにとっても久保にとっても幸せな展開を生みやすそうだ。
次戦の相手はレアル・マドリ―ド。連敗中のチームはこの日と同様に引くことが想定されるが、久保はどのポジションでプレーすることになるだろうか。
■試合結果
セルタ 4―3 マジョルカ
■得点
13分 チアゴ・ガリャルド(セルタ)
17分 ジョバンニ・ゴンサレス(マジョルカ)
25分 デニス・スアレス(セルタ)
49分 オウンゴール(マジョルカの得点)
61分 イアゴ・アスパス(セルタ)
87分 サルバ・セビージャ(マジョルカ)
90+7分 イアゴ・アスパス(セルタ)