■2月26日/明治安田生命J1第2節 川崎フロンターレ 2-0 鹿島アントラーズ(カシマ)
川崎フロンターレが鹿島アントラーズに完封勝利を収めたこの試合で、鮮烈先発デビューを飾ったのがDF佐々木旭だ。今年、川崎に加入したばかりの大卒ルーキーは鹿島戦で見事に初ゴールも記録。川崎に勢いを与えたのだ。
スターティングメンバーが発表されると、SNSでは驚きの声が多数並んだ。流通経大から進学し、今年から背番号15を背負うこととなった佐々木の名前がそこにあったからだ。3日前に行われた横浜F・マリノス戦でプロデビューしたばかりで、出場時間は公式記録で21分。にもかかわらず、アウェイの鹿島戦という難しい状況で先発メンバーに抜擢された。
佐々木は左サイドバックで先発し、谷口彰悟、山村和也、山根視来と最終ラインを形成。また、チャナティップや小林悠と連携して左サイドでの攻撃を構築した。佐々木は、小林との関係を「もともとFWの選手なので、中に入っていくことは試合前に言われていました。自分が幅を取って、小林選手がドリブルで仕掛けたときに自分が外から追い越していけるような形を多く作ろうと話していました」と振り返ったが、実際、ピッチ上でも身振り手振りを交えて何度も話す様子が見られた。
同様に、ポジションが隣り合う谷口ともコミュニケーションを取っており、谷口に裏へのパスを要求するなど物おじしない姿も見られた。