J1リーグ第2節 鹿島アントラーズ―川崎フロンターレ
2月26日(土)|15:00 県立カシマサッカースタジアム
いつの間にか、立場が逆転してしまった。鹿島アントラーズは、2018年のACL初優勝を最後に、タイトルがない。代わってリーグタイトルを集めているのが、川崎フロンターレだ。
その前にも、「予兆」はあった。鹿島は2015年の2ndシーズンを最後に、川崎に勝っていないのだ。
7シーズンぶりに、これまでの結果がひっくり返るかもしれない。まだレネ・ヴァイラー監督が来日できていない鹿島だが、開幕戦ではガンバ大阪に快勝。ミッドウィークの試合もなく、コンディションを整える時間もあった。
対する川崎は、苦しい時期を迎えている。横浜F・マリノスに2-4で敗れて、中2日での連戦に臨むのだ。
現在の調子は対照的。鹿島が逆襲に移るのか、川崎が地力の高さを見せるのか。リーグの今後を占う上でも、興味深い一戦となる。
■鹿島アントラーズ
2位 勝ち点3 1勝0分0敗 3得点1失点 得失点差2
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L○3-1 G大阪(A)
L○1-0 仙台(A)
L○1-0 鳥栖(H)
L△0-0 大分(H)
L○1-0 浦和(H)
【通算対戦成績】
H 24試合・ 9勝 6分 9敗
A 24試合・ 5勝 4分15敗
計 48試合・14勝10分24敗
【直近対戦成績】
2021年10月27日 天杯QF ●1-3(A)
2021年 9月22日 J1第32節 ●1-2(H)
2021年 5月30日 J1第17節 ●1-2(A)
2020年11月14日 J1第27節 △1-1(H)
2020年 8月 5日 ル杯第2節 ●2-3(H)
【今節のみどころ】
ミッドウィークの試合もなく、選手たちはコンディションを上げているだろう。脳しんとうを起こした関川郁万の具合が心配だが、クラブからの発表がないことを考えると出場もあり得る。大事を取るとしても、前節のように三竿健人が最終ラインに入れば問題はない。ブエノもいるが、新加入のキム・ミンテと並ぶことを考えれば、本職ではないとはいえ三竿の方がベターな選択だろう。
前線では、鈴木優磨と上田綺世のコンビに期待が高まるばかり。川崎戦での久々の白星は、さらにチームを勢いに乗せるはずだ。