2022明治安田生命J1リーグ第9節、浦和レッズ対ヴィッセル神戸が2月23日に行われた。試合は2−2のドロー決着。浦和に所属する松崎快がJ1初ゴールを決めた。24歳MFの口から出た「悔しさ」とは。
■J1初スタメン
水戸ホーリーホックに所属していた松崎は今季から浦和に加入。2月12日に行われた川崎フロンターレとのFUJIFILM SUPER CUP 2022(2−0浦和の勝利)では途中出場で浦和での公式戦デビュー。続く同19日の京都サンガFC戦(0−1浦和敗戦)でも途中出場を果たし、J1デビューとなった。
今回の神戸戦で左サイドハーフとしてスタメン出場となり、J1初スタメン。うまく神戸のサイドを突き、果敢に右サイドを攻め上がっていた。そして、値千金の同点ゴールでJ1初ゴールを記録することになる。
■J1初ゴールも…
1点ビハインドの前半12分、左サイドを突破した関根貴大のパスを受けた松崎が、右足の絶妙トラップで小林友希を巧みにかわすと、左足でゴール右にうまく流し込んだ。開始5分にPK献上していた松崎だったが、それを帳消しにするゴールを記録。松崎にとってこれがJ1初ゴール。しかし、会場内でのゴールのコールは「柴戸海」と発表されていた。その後電光掲示板では一度柴戸のゴールと表示されていたが、松崎のゴールに変わっていた。
試合後のインタビューで松崎は「柴戸選手の名前が場内で流れたのは聞こえてたので、ちょっと笑っちゃいましたけど、そのあと訂正してくれてたみたいなので良かったです」と笑顔で答えた。とにもかくにもJ1初スタメンで初ゴール。記念すべき1日となったが、松崎の表情は明るくはなかった。