■監督交代を経た中国との試合に向けた意気込み
最終予選第2節での中国戦(1-0で勝利)には出場していない田中。
その中国の印象を聞かれると「5-4-1でしっかりブロックを組んできて、やりにくそうだなと感じていました。前線にブラジル人選手(帰化)がいて、カウンター1発があるはっきりしたチームという印象です」とコメント。長い時間ボールを保持しながらも1得点しか奪えず苦戦した試合を自分なりに分析した。
また、中国代表では、昨年12月に李鉄監督(44)が辞任し、その後任として李霄鵬氏が就任。指揮官交代後初の試合となり、相手の手の内が分からないなかでの一戦となる。
そこで気をつけることを問われたが、「サッカーは相手とするものなので、実際ピッチに入って10~15分プレーして相手がどうやってくるのか観察していければいいなと思います。それがいちばん大事なことなので、相手を見てサッカーできればと」と言及。川崎フロンターレで培われた高い戦術眼とポジショニングセンスを持つ田中らしいコメントを残した。
そして試合への緊張感については「オーストラリア戦の方が、最初の出場ということで緊張はしていました。もちろん今回も緊張もしていますけど、その種類が違うというか。国を背負って戦う責任と誇りがあります」とコメント。気合は十分のようだ
4-3-3のIHとして、攻守のキーマンとして活躍する田中。今回の2連戦でも、オーストラリア戦でのゴールのように、鮮烈なインパクトを残すことを期待したい。