■「都会よりも田舎が好き」
――多国籍のチームで、言葉はどうしているのですか。
「いろいろな国から来た選手たちの間では、基本的には英語で話しています。ベルギー人選手は、オランダ語やフランス語で他の国の選手とも話していますけど」
――そうなると、全員で戦術を理解するのも難しくなりますか。
「その点は大丈夫です。いまの監督はドイツ人なので、英語がめちゃくちゃ流暢というわけでもありませんし。いまいるコロンビア人選手はスペイン語しかできませんが、スペイン語と英語を話せる選手が通訳しています。僕から伝える時には、単語で伝えるようになりがちです。それでも伝わるからいいんですけどね」
――日常生活でも問題ありませんか。
「特には問題ありませんね。あまり、外に出ませんが」
――どんな街ですか。
「結構、田舎な感じです。でも、僕は都会よりも、こういう街の方が好きですね。渋滞とか、メッチャ嫌いなんで(笑)。クラブハウスにも10分で行けるし、練習から帰ってきたら家でゆっくり過ごしています」
いとう・じゅんや
1993年3月9日、神奈川県生まれ。逗葉高校から神奈川大学へと進み、卒業後にヴァンフォーレ甲府へ加入。プロ入り2年目には柏レイソルに移籍し、翌2017年には日本代表に選出。現在はベルギーのヘンクでプレーし、日本代表でも主力としてプレー。
「自立心」「考える力」「個性」 3つのポイントを重視し、2021年7月に幕張で「サッカー小僧×輝ける人間を育てる」に取り組むエストレージャサッカースクールのアドバイザーも務める。
●エストレージャサッカースクールHP