■起用法次第で活躍の道が開けるか
三浦知良の期限付き移籍が決まったJFLの鈴鹿ポイントゲッターズでのポイントのひとつにあげられるのは、起用法だろう。
22年のJFLは、16チームで争われる。各チームは30試合を消化する。
カズ本人は全試合に関わることを望み、そのための準備をしていくに違いない。だが、過去数年の出場試合数を考えると、シーズンをフルで稼働するのはケガのリスクをはらむ。むしろ、出場試合数を絞ることでケガのリスクを抑え、コンディションは整えやすくするほうがベターではないだろうか。JFLのスケジュールは発表されていないが、たとえばホームゲーム限定で出場するとか、2試合おきに出場する、といった起用法でもいいだろう。
そこから先は本人次第だ。実兄・三浦泰年が監督兼GMでも、チーム内の競争を勝ち抜かなければならない。他でもないカズ自身が、特別扱いなど望んでいるはずもない。正しい競争のなかで、ピッチに立つ権利をつかんでいくはずだ。