昨年の12月29日、今季限りでのボルシアMG退団を発表したスイス代表MFデニス・ザカリア。不動の守備的MFとして活躍してきたため、ボルシアMGにとっては非常に苦しい退団となるだろう。一方で、来夏にはフリーで獲得できるようになったため、以前から狙っていたユベントスやローマにとってはこれ以上ないチャンスだ。
■ドイツ移籍後すぐに大ブレイクし瞬く間に世界レベルの守備的MFへ
母国スイスのセルヴェットFCでプロキャリアをスタートさせたザカリア。その後2015年にヤングボーイズへ移籍すると、2017年夏からボルシアMGへ加入した。
ドイツですぐに定位置をつかむと、加入初年度ながらブンデスリーガ30試合に出場。『transfermarkt』によると、ヤングボーイズ時代に400万ユーロ(約5億2000万円)だった推定市場価値は、ボルシアMG加入後3カ月で3倍の1200万ユーロ(約15億7000万円)まで跳ね上がった。
今季も主力として活躍し、リーグ15試合に出場。現在の推定市場価値は2700万ユーロ(約35億4000万円)となっている。