さまざまな出来事が起きた2021年の日本サッカー界。Jリーグでは川崎フロンターレが圧倒的強さで2連覇を果たし、日本代表はワールドカップ最終予選で崖っぷちに立たされたもののなんとか勝利を掴むことができた。そんな中で、現場で取材した記者が目撃したピッチ内外の衝撃事件を振り返る。
■6月19日/J1第18節 横浜FC 0 - 1 FC東京(ニッパツ)
21年シーズンで降格が決まってしまった横浜FCが、21年6月にFC東京を迎え撃った試合で衝撃的な光景が見られた。この試合が行われたニッパツスタジアムのピッチに、なんと、キノコが大量発生していたのだ。
ニッパツスタジアムは、JR横浜駅から車で15分ほどの好アクセスの競技場だ。最大収容人数1万5454人のこのスタジアムを拠点とする横浜FCは、21年に18試合のリーグ戦ホームゲームとルヴァンカップのホームゲーム3試合を開催。
横浜FMも、21年は公式戦ホームゲーム10試合(リーグ戦6試合、ルヴァンカップ4試合)と天皇杯1試合をここで行った、れっきとしたJ1開催地である。このスタジアムで、選手がボールを蹴る青々とした芝生の間からピョコンと姿を現すのはなんとキノコ。それも、1つ2つではなく、大量に発生している。キノコの種類は分からないが、形状から最低でも3種類以上が生えており、中には5センチ以上に成長しているものも。選手やスタッフが気づかずに踏んで残骸と化したものもあった。