【天皇杯 決勝 浦和レッズvs大分トリニータ 2021年12月19日 14:04キックオフ】
準決勝では宇賀神友弥がゴールを決め、決勝ではアディショナルタイムに槙野智章が劇的なゴールを決め、セレモニーでは阿部勇樹がカップを掲げ……天皇杯の魅力の1つであるエモーショナルな部分が極限まで高まった状態で、選手たちはサポーターと喜びを分かち合うためにゴール裏へやってきた。
挨拶を終えた選手たちが全体での集合写真を撮ると、そこからは個別の記念撮影タイムに。天皇杯は、ゴールキーパーグループやキャスパー・ユンカーとアレクサンダー・ショルツのデンマークコンビを経て宇賀神のもとへやってきた。
宇賀神は阿部を中心に、槙野、興梠慎三、西川周作と共に記念撮影。長年浦和を支えてきた選手たちの穏やかな笑顔をもって、このセレモニーも終わりかと思われた。
しかし、終わらなかった。エモさ溢れる記念撮影が終わると、宇賀神はその場にとどまりメンバーを変えてもう1カット。塩田仁史、江坂任、関敏浩マネジャー。流通経済大学出身グループで構成されたその写真の中には、プロ1年目を戦い終えた伊藤敦樹の姿もあった。