■伊藤がブンデス初ゴール
前半21分、オレル・マンガラがペナルティエリア右でポストプレー。左サイドを上がった伊藤にパスを送ると、伊藤が右足でダイレクトシュート。相手GKが左手で触るも、ボールはゴール右に綺麗に吸い込まれた。
これは素晴らしいゴールだった。3バックの左で先発した伊藤だったが、積極的に攻撃参加。シュトゥットガルトは遠藤もボールに絡み攻撃を作ると、左サイドのボルナ・ソサにボールが渡る。その瞬間、伊藤が一気にスピードを上げインナーラップ。伊藤がペナルティエリア左でフリーとなると、マンガラからのボールをダイレクトシュート。利き足とは逆の右足インスウィングの見事なシュートだった。
この鮮やかなゴールは伊藤にとってブンデス初ゴール。ついにドイツの舞台で伊藤がゴールを決めた。
ジュビロ磐田の下部組織で育った伊藤は2018年3月にプロデビュー。2019シーズンは名古屋グランパスへ期限付き移籍。翌シーズンに磐田へ復帰した。さらに、今年6月にシュトゥットガルトへ期限付き移籍すると、DFBポカール一回戦ベルリナーFCディナモ戦でデビュー。第3節フライブルク戦でブンデスデビューを果たし、徐々に出場機会が増加。第8節のボルシアMG戦からスタメン出場が続いている。