■11月27日/J1第37節 川崎フロンターレ 4-1 ガンバ大阪(等々力)
リーグ戦での等々力最終戦を前に、川崎フロンターレのエースストライカーが、集まったサポーターの拍手喝采を呼ぶ行動を見せた。
すでにリーグ優勝を決めた川崎のサポーターにとって、残る気になるポイントは天皇杯のタイトルと来季の編成だろう。そこで、最も懸念されたのがレアンドロ・ダミアンの去就だった。
ここまでゴールを量産し、チーム得点王となっている背番号9には母国・ブラジルに加えてアメリカやUAEといった海外クラブへの移籍の噂が流れており、サポーターはその動向について気をもんでいた。
しかし、11月25日に川崎はダミアンとの来季の契約に合意したと発表。その2日後の試合となったこのG大阪戦。選手入場後、記念撮影を終えたダミアンはピッチの中央に向かう。その際、サポーターが多く集まるエリアに向かって手を大きく振ると、手を力強く握ってみせた。ダミアンはサポーターに感謝を表したのだ。
というのも、移籍報道が出ると、川崎サポーターはいち早く反応。試合に際して多くのブラジル国旗を客席に掲げた。それだけでなく、ダミアンに対してのメッセージも横断幕に記して残留を願ったのだ。こうしたやり取りがあったため、ダミアンは契約発表直後の試合でサポーターにアクションを起こした。これには客席から大きな拍手が鳴り響いた。