■兼用スタジアムで気をつけるべきこと
この、ドックランド・スタジアムはクリケット用のスタジアムでした。
クリケットというのは、長径が120メートル、短径が100メートルほどある大きな楕円形のスタジアムを使って行われます。その大きな芝生の真ん中に白いラインでサッカーのピッチが描かれているのですが、スタンドからは陸上競技場以上に遠くなってしまいます。だから、1階席からでは試合はよく見ることができないのです。
しかも、サッカー専用ではないスタジアムの場合、記者席も必ずしも見やすい位置にはないことが多いのです。
たとえば、札幌ドームは野球と球技の兼用スタジアムですが、記者席は野球場として使用される時のバックネット裏に作られています。ですから、サッカーの試合の時には記者席はピッチからかなり遠くなってしまうのです。札幌ドームの場合、本当はバックスタンド側(野球の時の外野席)の最後列がいちばん試合を見やすい席なのです(だから、Jリーグの時は僕は外野の自由席で観戦することにしています)。