■明るい未来を切り拓く手段はひとつ
現状の勝点33という残留ラインが変わらないとしても、手持ちの勝点が27ポイントの横浜FCと仙台は、最低でも残り3試合で2勝を挙げなければならない。仙台は今節、湘南をホームで迎え撃つ。湘南と同勝点の16位清水エスパルスがポイントを積み上げれば残留ラインは引き上げられることにはなるが、湘南を倒せばその分水嶺に近づく事実は揺らがない。
今節、残留圏の湘南と清水がともに敗れ、17位の徳島ヴォルティスが勝利した場合には、この3チームが勝点33で並ぶ。清水が1点差負け、徳島が1点差で勝利の場合は、両チームが得失点差も「-21」で並ぶことになる(その場合、総得点では清水が上回る)。
残留を争うそれぞれのチームが、厳しい状況に置かれてはいる。だが、その現状に直面して乗り越えることでしか、明るい未来への扉は開けない。