Jリーグとの圧倒的な「差」

 両チームともに長短のパスがリズミカルにつながり、それに対して守備側も的確に対応し、途切れることなく激しい攻防が続いた。

「途切れることなく」というのは、女子サッカーの大きな魅力の一つである。

 男子のトップレベルのゲームはフィジカル能力が非常に高く、運動量も大きい。その結果、スペースは常に消されており、球際で激しい競り合いが続く。必然的にファウルの数も増えるし、ボールがラインを割ることも多い。

 たとえば、この浦和L対I神戸の試合の前日(11月6日)に観戦した横浜F・マリノスFC東京の試合(なんと、8対0で横浜FMが大勝!)では両チーム合わせて23回の直接FKと2回のPKがあった。つまり、反則の回数は25回。これは、特異な数字ではない。男子のサッカーでの平均的な数字と言ってもいいだろう。

 それに対して、浦和L対I神戸の試合では両チームのFKの数は合計で13回。J1のほぼ半数である。審判に異議を申し立てたりする回数も少なく、ゲームは途切れることなく続く。その結果、浦和対神戸の前半のアディショナルタイムはさずか1分05秒。つまり、飲水タイムの分だけだった(後半は選手交代などもあったので3分07秒)。定刻通りに試合が終了するのも、女子サッカーの嬉しいところだ。

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