■11月07日/J1第35節 鹿島アントラーズ 1-0 浦和レッズ(カシマ)
ACL出場権を巡って3位争いに挑む両チームの対決は、鹿島に軍配が上がった。
試合開始時点で、勝点59で並ぶ5位・鹿島と6位・浦和がカシマスタジアムで激突した試合は、序盤から鹿島ペースで進んだ。そしてこの試合の先制ゴールにして決勝弾となったのが、FW土居聖真のゴールだ。
その瞬間は、36分に訪れた。右コーナーキックを得た鹿島は、これをファン・アラーノが蹴る。ゴール前で一度は浮いたボールを、FW上田綺世がボレー。そのこぼれ球を背番号8がしっかりと押し込んだのだ。ACLをかけた負けられない試合でホームチームがスコアを動かし、カシマスタジアムは熱狂に包まれた。
ゴールを決めた土居は、コーナーキックを蹴ったアラーノの元に笑顔で走る。これにアルトゥール・カイキ、三竿健斗、関川郁万も駆けつけて笑顔で土居を囲んで、ゴールを喜んだ。クラブ通算1700ゴール目が、大事な試合を動かす価値あるゴールだった。