11月1日、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督が定例会見を行い、3日に行われるJ1第34節の川崎戦について、試合の展望とともに相手の警戒点に言及した。
今節で浦和に勝ち、2位の横浜F・マリノスが引き分け以下の場合、優勝が決まる首位の川崎フロンターレは、リーグ連覇に王手をかけている。しかし、来季のACL出場権を獲得できる3位を目指している浦和としても、シーズン終盤までここから上位勢との戦いが続くため、王者が相手であってもここで勝ち点を手にしたいところ。
川崎との前回の対戦は9月に行われたルヴァンカップの準々決勝で、その際はホームとアウェーでの2戦を戦ったが、アウェーで行われた第2戦で浦和は3点を奪われるものの、試合終了間際に土壇場で追いつき、アウェーゴールの差で劇的に準決勝突破を果たした。
そんな川崎の印象について、リカルド監督は、「1位にいるのは偶然ではないと思っているし、良い印象を持っている。今季はまだ1敗しかしていないチーム。夏には少しケガ人が出たりしている状態で、我々がルヴァンカップ(準々決勝)で先に進むことができたり、福岡戦で敗戦になったりすることはあったが、最近になってまたレベルを取り戻している。良いサッカーをプレーするチームなので、我々は挑戦者として挑みたい。リーグ戦でもACL出場権を狙っているので、それに向けて全てを懸けて戦いたいと思います」と話した。
さらに、「フロンターレと戦うことによって、来シーズンに優勝を狙う上で、今はどういう立ち位置にいるのかを把握するためにも良い試合だと思う。ほぼフルメンバー同士の戦いで、我々が再度、良い試合を見せるために全力で戦いたい」と、今節の結果が今後の戦い方を占うことを見据えているようだ。
「ここでしっかりと闘えるところを見せたい。試合が終了するまで勝ち点3を取る可能性を残しながらプレーできればと思う。他の試合と同じように決定力も見せたいし、勝者のメンタリティーを持って自分たちのサッカーをプレーしなければならない」と話した。