■不運にも対応できる冷静さと強さ
さまざまな主審がいることにアジャストできなかったことは、試合後としては悔やまれることだろう。ベンチで指示を出していた原崎監督は、副審に判定について質問をすることはあったが、リズムを乱されることはなかった。仙台にとって不運ではあるが、その不運にも対応できる冷静さと強さが必要だ。
また、途中出場となったレアンドロ・デサバトのミスも、リズムを掴めなかった要因の一つだ。69分からピッチに立った期待のボランチは、これがまだ2試合目の出場ということもあって、いくつかパスミス。コンディション面と連携面のいずれの問題かは推測するしかないが、交代カードでリズムを手繰り寄せることはできなかった。
とはいえ、原崎仙台にとっては、最大の敗因は0-2の後半ではなく、1-0の前半にあった――。