■C・ロナウドのいら立ちが誘発した警告
そうして3点ビハインドで突入した前半アディショナルタイム、一気にチームは崩れた。
ようやく相手のハイラインの裏を取れたC・ロナウドだったがシュートを決め切れず、DFが倒れ込みながら腹部でキープしたボールに蹴りを食らわせた。判定はもちろんイエローカード。
このFKが自陣に送り込まれると、フレッジがラフな守備で警告頂戴の列に続く。さらにこのFKの流れから、致命的と言える4ゴール目を献上したのだ。
後半開始からポグバを入れて反撃に移ったユナイテッドだが、開始1分でB・フェルナンデスが受けた警告が、流れが変わっていないことを示していた。C・ロナウドのいら立ちが誘発した危うい熱に浮かされるように、ポグバはピッチを去ったのだ。
引く場面、前からプレスをかける場面と、守備においても意思統一がなされているリバプールとは、大きな差があった。その違いが、本拠地での0-5という屈辱となって表出した。
■試合結果
マンチェスター・ユナイテッド 0-5 リバプール
■得点
5分 ナビ・ケイタ(リバプール)
13分 ディオゴ・ジョタ(リバプール)
38分 モハメド・サラー(リバプール)
45+5分 モハメド・サラー(リバプール)
50分 モハメド・サラー(リバプール)