■またこのパターンなのか、というのを誰よりも感じたのは石原本人だったかもしれない
またこのパターンなのか、というのを誰よりも感じたのは石原本人だったかもしれない。
2節前、直近のホームゲームだった10月1日のマリノス戦。自陣でルーズボールが転がってきたところでプレースピードを緩めた石原は、一気に加速してきた仲川輝人にそれを奪われ、先制点かつ決勝点となったゴールを許してしまった。
22歳ながら、小学生の時から湘南ベルマーレジュニアでプレーしている彼は、キャプテンを任されている(岡本、シーズン途中で大分へ移籍した梅崎司と共、3人で2021シーズンのキャプテンを務めることになった)。
キャプテン就任に際し「ベルマーレの選手としての在り方や、ハードワークすること、チームのために戦うということをしっかり伝え、先頭に立って引っ張っていきたい」とコメントを寄せた彼は、今がチームにとってどういう時期で、目の前の試合がこのクラブにとってどれだけ大きな意味があるのか、ということを責任感を強く持って周りに伝えている存在だ。