【Jカップ分析】浦和のリカルド・ロドリゲス監督「左サイドの2人」山中亮輔、明本考浩2人への真剣評価と決勝への覚悟【ルヴァンカップ準決勝・セレッソ大阪VS浦和レッズ】浦和が第2戦へリベンジ(1)の画像
第2戦に向けての意気込みを語った浦和のリカルド・ロドリゲス監督 撮影:中地拓也

 10月8日、浦和レッズリカルド・ロドリゲス監督が定例会見を行い、10日に行われるルヴァンカップ準決勝第2戦のセレッソ大阪戦への意気込みを話した。

 6日の準決勝第1戦は、浦和のホームで行われた。前半12分、およそ3か月ぶりの出場となったDF山中亮輔の絶妙アシストから、FWキャスパー・ユンカーがネットを揺らした。ユンカーにとってもおよそ1か月ぶりのゴールで先手を打ったが、その後は相手に押し込まれる時間が続き、後半21分にアウェーゴールを決められて追いつかれる。

 試合は1-1のまま終了し、浦和が準決勝を突破するためには、第2戦でアウェーゴールを決めることが必須となった。

 準決勝第1戦の直前に行われたリーグ戦第31節の神戸戦で、浦和は1-5の大敗を喫した。それまでは8月から公式戦10戦無敗と好調だっただけに、いきなりの大量失点を受けて、準決勝の第1戦は精神面でどのように立て直せるかが注目されていた。

 リカルド監督8日の会見で、神戸戦からの影響について問われると、

「それはなかったと思います。(準決勝第1戦は)立ち上がりは良かったし、ゴールも早い時間に決めることができた。神戸戦までの5試合くらいは同じ先発メンバーで戦っていたが、この試合では神戸戦から(先発を)7人代えて臨み、前半は良かったと思う。

 ただ、後半に入ってからは相手がクロスをより生かしてくるようになり、ダメージを与えられるような場面や自分たちのロストから難しくなる場面があった。アウェーゴールという意味では失点してはいけない試合だったので、簡単に決定機を作られたことは少し心配している部分です。

 神戸戦と共通して、良くない時間帯は20分くらいで、集中が切れている時間帯があった」

 と、大敗を受けての精神的な影響はなかったとしながらも、ホームで勝ち切れなかった要因については冷静に分析した。

 しかし、後半はC大阪のシュートが3度にわたってバーに直撃するなど救われた部分もあり、

「たとえば1-3で負けていれば、より難しい状況になったが、1-1で終われたことは突破の可能性を残せたので、まだよかったと言える。現在はC大阪がアウェーゴールというアドバンテージを抱えている状態だが、(浦和が第1戦で)勝っていてもおかしくない試合でもあった。(第2戦では)90分間、パフォーマンスを維持すべきだと思っています」

 と、第2戦への希望を託した。

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