■判定に文句を言っている暇はない
―ホームのオーストラリア戦で勝てないと、相当まずいことになるでしょうか。
後藤「この10月の2試合は、両方とも引き分けで良いと思っていたけど、サウジに負けたから、次のオーストラリア戦に勝たないと苦しくなっちゃうなあ。それが嫌なんだよね。引き分けでもいいやという試合と、勝たなければいけない試合との差は大きいからね」
大住「オーストラリアからすれば、引き分けでいいんだよ」
後藤「とりあえずこの予選は、ホームで勝ってアウェイで引き分ければ問題ない。9月はホームで負けて、アウェイで勝った。今月も2試合で勝ち点4を取れば御の字だったけど、取れなくなっちゃった。『3』が取れればいいけれど、確かに、もしも勝ち点ゼロで終わったら大変だよ」
大住「後がない、という状況ではないと思っている。だって、アジア内でのプレーオフがあって、大陸間のプレーオフがあるわけだし。それでも覚悟が必要だと言ったのは、ワールドカップ予選というのは、そういうものだと思うから。このサウジ戦で勝ち点1を手にして、相手に勝ち点3を与えないことがどれほど大きなことか、選手が本当に理解しているのか分からない。
口では『勝つ』とか『連勝するしかない』と言うけど、だったらファウルを取られたくらいでブーブー言わずに次のプレーを、って思うんだよね。中東の笛が何だかんだって言っていないでさ。本当にワールドカップ予選を戦うんだ、という気持ちがあるんだったら、あんな態度では困るよね」