【リーグ・アン パリ・サンジェルマンvsオリンピック・リヨン 2021年9月19日(日本時間27:45キックオフ)】
守備での課題は相変わらずだ。3人を起用すれば敵陣での強度が高まらないことはいかんともしがたく、即時奪回がないことでアタッキングサード手前までは悠々と運ばれる。それは相手を圧倒し続けることを不可能にしていた。
リヨンにとっては、PSGの前線に高い位置でプレーし続けられることが最も嫌なことだったが、相手陣内まで簡単にボールを運べることで、得点機会を得やすくなると共に定期的に落ち着く時間が与えられた。
2列目の可能性を感じる場面はあったものの、76分にリオネル・メッシがピッチを後にしたことでこの日の競演は終わった。
国内最大のライバルにホームで勝つためにメッシを下げ、代わりにアクラフ・ハキミを投入した。これは運動量が第一であってほしいというポチェッティーノ監督の苦悩の表れであり、ネイマールとキリアン・ムバッペへの、君たちのチームだという気遣いのメッセージでもある。