■値千金の同点弾
18分にフェデリコ・ディマルコにFKを決められ、先制を許したサンプドリアだったが、吉田が値千金の同点ゴールを決める。33分、右コーナーキックから混戦となり、高々と上がったボールを吉田がダイレクトシュート。ボールはエディン・ジェコの右足に当たり股を抜けて、ゴールに吸い込まれた。
威力はさほどない左足のシュートだったが、しっかりと抑えの効いたシュート。ゴール前でシュートを放つことに意味があり、まさに「気持ち」で押し込んだシュートだった。シュートを撃てば何かが起こるとよく言われるが、まさにそれを体現するようなゴール。吉田の気持ちが勝り、ゴールに吸い込まれた。