【イングリッシュ・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッドvsニューカッスル 2021年9月11日(日本時間23:00キックオフ)】
これがスーパースターというものなのだろう。
赤い悪魔に電撃復帰を果たしたクリスティアーノ・ロナウドが、初スタメンでいきなりの2ゴール。大きな注目を集める中でいきなり結果を残してみせた。
待望のゴールが生まれたのは前半アディショナルタイムのことだ。
右サイドからグリーンウッドがシュートを放つと、GKが前にこぼしたところをロナウドが詰めて先制。
この場面はただ単にこぼれた球に反応したのではなく、最初のシュートが放たれた瞬間にロナウドだけが動き出していた。ついていたディフェンダーも、1つ奥にいたサンチョも、誰もが一瞬足を止めてシュートの行方を見守ったが、背番号7は1人だけ即座に次の可能性に向けて動いていた。
つまり、このプレーは、ロナウドがゴールマシンとしてユナイテッドに戻ってきたことを示すのに十分なものだ。
後半、カウンターから同点を許したユナイテッドだったが、62分にロナウドが再びゴールを決めて勝ち越し。ディフェンスラインと並走しながらルーク・ショーのパスを受け、左足でGKの股下を抜いた。トップスピードの状態でパスを受けたにもかかわらず、ワンタッチ目で相手が寄せてくる方向(進行方向右から)とは逆に置いてみせた。そしてそのことで左足でのシュートになったが、スピードもコースも完璧にコントロールされたボールでネットを揺らした。