■カタールW杯のメンバー半分は東京五輪メンバーで

――五輪が1年遅れたことで、これまでの五輪後のようにU-23代表がフル代表になじむのに影響はあったでしょうか。

後藤「今回、五輪に出ていた選手が6人いるでしょ。(2008年の)北京オリンピックに出た選手は、あまり南アフリカ(ワールドカップ=2010年)には行けなかったでしょ。今回は兼任監督であるおかげで、今までよりずっと多く五輪代表が入っている」

大住「今回、五輪が1年延期されたことは、プラスに働いたと思う。1年分の経験を積んで大人になったからこそ、オリンピックでスペイン戦みたいな試合ができたわけで。そのままフル代表のレギュラーとしてもプレーしても不思議ではないようなプレーヤーが何人もいますよ」

後藤「たぶん来年のカタール・ワールドカップでは、東京五輪に出た選手がメンバーの半分くらいを占めるでしょ。そうなってくれないと困るんだけどさ。そうなると、今までと比べたらオリンピック組の選手は、はるかに多いわけ。どうしてみんな、『もっとオリンピックの選手を入れろ』というのか、僕には理解できない。そうした状況にありつつ、最終予選の開幕では、森保監督はベテラン中心に先発させたということ」

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