■10月初戦のポジティブな点
―中国の戦い方の影響もあったためで、状態が激変したというわけでは…。
後藤「前の試合が悪過ぎたからね(笑)。でも、それは当たり前。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の時の予選もそうだったでしょ。日本に集合して、ホームゲームは良くないけど、次にタイに行ったら良かったとか。その次に集合した時も、埼スタ(埼玉スタジアム)でのイラク戦は良くなくて、その後でオーストラリアに行ったら良かったでしょ。集合して時間をかけるとまとまってくるし、コンディションも整ってくる。だから、4年前と同じ現象なんだよね」
大住「木曜日に試合があるのに、火曜日に到着して、間に水曜日しかないというのはねえ」
後藤「しかも今はコロナのせいで到着してすぐ動けないような状況だから、余計に大変だね。それは当然予想されたことだよね。次は最初にサウジアラビアとの対戦で、ヨーロッパに近い中東で集合できる。日本で集合してアウェイに行くよりは、次のパターンの方がいいんだよね」
大住「AFC(アジアサッカー連盟)のサイトによると、試合会場はジェッダになっているね。あそこは滅茶苦茶、湿度が高い」
後藤「カタールみたいに冷房装置をつければいいのにね、カネはあるんだから。いずれにせよ、中東で集合して、トレーニングをしてから試合会場に乗り込む。これは今回より楽なんだよね。前回の予選もそうだったから、間違いなくそうなる。
それに次は、ヨーロッパにいる選手の移籍に関する問題も終わっている。自分のクラブで試合にしっかり出ていればコンディションも整うし、状態の判断材料もたっぷりある。次も大変ではあるだろうけれど、今回のように失敗することはない」