■最短デビューは?

 日本サッカー協会(JFA)は冨安が移籍交渉のために欧州に残り、日本代表が臨む2日のオマーン代表戦の3日前までに合流できないことを認めていた。アーセナルとの移籍が決定した冨安はこの後、日本代表に合流し7日の中国代表戦に臨むことになる。

 現在、英国では入国時に厳格な検疫や隔離措置を行う「レッドリスト」を定め、このレッドリストに含まれている国から英国に帰国する際に10日間のホテル検疫が必要となる。そのため、プレミアリーグはこのレッドリストに含まれる国への渡航する代表チームへの招集を拒否することを発表。

   また、日本と中国戦の開催地であるカタールはこのレッドリストには含まれておらず、リバプール南野拓実も含めて10日間のホテル検疫は必要なくなる。冨安と南野は代表からチームに合流後、すぐにプレミアリーグの試合に出場することが可能だ。

 代表ウィーク直後のアーセナルの試合は、ホームで行われる日本時間9月11日23:00キックオフのノリッジ・シティ戦だ。最短でのデビューは、この試合となる。英メディア『フットボール・ロンドン』も冨安のデビュー戦はノリッジ戦になるだろうと報じている。

 その後、アーセナルは同18日にアウェイでバーンリー、21日にホームでEFLカップ3回戦ウィンブルドン戦を控えている。いずれかの試合でデビューする可能性が高いだろう。

  1. 1
  2. 2
  3. 3