【柏レイソルvs横浜FC 8月29日】
クリスティアーノのドラマだった。
29分、戸嶋祥郎のボレー・シュートが瀬川祐輔に当たってのゴールになり先制した柏だったが、33分に渡邊千真のヘッドで横浜FCに追いつかれていた。
41分、ラッキーなペナルティをクリスティアーノは枠の左側に外して看板にぶち当ててしまった。
「私には豊富な経験がある。ミスした数よりゴールになったペナルティの方が多い。こういうことは起きるけれど、集中力は切らさなかった。前半も後半もよい形でプレーしていたので、それをないものにすることはできなかった。もし、またPKを蹴るチャンスがあれば蹴ろうと思っていた」
とは、クリスティアーノのコメントだ。
後半は引き分けの匂いが漂い始めていた。
71分、瀬川からのすばらしいプレゼントを走り込んできたクリスティアーノが蹴った。その右足から放されたシュートは力強い強烈なものだった。「ビューンッ」アニメならゴールネットを突き破っていたかもしれない。
「私のサッカー選手としてのキャリアの初ゴールとすごく似ていて、それを思い出した」とクリスティアーノは語った。