■勝てたが、反省点も多い
2日前に来日したホンジュラスに勢いが出て来たからだ。この試合はフレンドリーだが、ホンジュラスも五輪出場チームだから、真剣だ。ミゲル・ファレロ監督は立て直してきた。
最終的には85分に、相馬勇紀からのクロスに、堂安が滑り込んで右足を伸ばした。また、右足。笑顔がこぼれる「ワンタッチ」のゴールだった。堂安の得点感覚はうれしい材料だ。
日本は3-1で勝つことはできたが、反省すべき点の多い試合にもなった。
堂安は冷静に語った。
「立ち上がりに先制点を取ることが大事でした。ただ、後半は少し相手に流れを持っていかれたので、そこはまだまだ課題です」
森保一監督は言う。
「体力的にきつい中で五輪の舞台を戦かっていかないといけない。疲労が出た時にクオリティーを上げてゲームをコントロールできるように、攻撃に向かって行けるようにしないと」
オリンピックの本番第1戦は7月22日、10日後の南アフリカ戦だが、17日には神戸で欧州の強豪スペインとのフレンドリーも待っている。