J1リーグ第20節 鹿島アントラーズ―北海道コンサドーレ札幌
6月27日(日)|18:30 県立カシマサッカースタジアム
無敗同士の対戦である。鹿島アントラーズはルヴァンカップと天皇杯も含めると、5試合連続で負けていない。北海道コンサドーレ札幌に至っては、8試合も負け知らずが続いている。
ただ、勢いには差がある。無敗継続とはいえ、鹿島はリーグ戦で2試合連続ドロー。札幌はプライムステージ進出を決めたルヴァンカップを挟み、リーグ戦で連勝中である。
札幌のペトロヴィッチ監督も前節終了後、チームが右肩上がりであると語っている。その言葉を証明するのが、この鹿島戦だ。勝利を手にできたなら、2年ぶりのリーグ戦3連勝達成となる。
鹿島は前々節には、長いアディショナルタイムでのゴールで、何とかベガルタ仙台と引き分けた。続く大分トリニータ戦ではシュート3本で無得点に終わっている。一時期の勢いは止まったかに見える。
お互いに、チームの底力を見せる一戦となる。
■鹿島アントラーズ
7位 勝ち点29 8勝5分6敗 29得点21失点 得失点差8
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
L△0-0 大分(A)
L△1-1 仙台(H)
天○8-1 YS横浜(H)
ル○2-1 清水(H)
ル○1-0 清水(A)
【通算対戦成績】
H 11試合・ 8勝2分1敗
A 13試合・ 8勝3分2敗
計 24試合・16勝5分3敗
【直近対戦成績】
2021年 5月19日 ル杯第6節 △0-0(A)
2021年 4月20日 ル杯第3節 ○3-0(H)
2021年 4月11日 J1第 9節 △2-2(A)
2020年10月18日 J1第23節 ●0-1(A)
2020年 7月 8日 J1第 3節 ●0-2(H)
【今節のみどころ】
2試合連続ドローが続いているが、「産みの苦しみ」と言えるかもしれない。
相馬直樹監督に、新たな選択肢が与えられている。コンディション不良で離脱していたファン・アラーノやエヴェラウドが戻ってきたのだ。
帰ってきたエヴェラウドは前政権同様にFWとMFで起用されているが、上田綺世とは2トップを組んでいない。上田とピッチで競演する際は左MFに入るが、サイドハーフには和泉竜司も戻ってきた。相馬監督は試行錯誤を続けているかに見える。
リーグ戦は後半戦に入ったところだが、早くに最適解を見つけたいところだ。