■浦和の変革が楽しみ

 阿部に代わってキャプテンマークを巻いた槙野智章は「若い選手たちが、難しくなった時間帯で自ら主張できるようになったのは進歩かな」「ここ最近は、若い選手が自ら主張してチームを良くしようという姿勢が見られるのは変わったところ」と、それこそが大事なことだとばかりに試合を振り返る中で言葉を重ねた。

 阿部の近くで学んできた守備とチームを統率しようという姿勢を出すだけでなく、ロドリゲス監督のサッカーの心臓になり得るビルドアップの部分にも果敢にチャレンジする姿勢を見せている柴戸はその筆頭だ。

 ロドリゲス監督は今後について「2巡目に入って相手も対策をしてくるが、それを打ち破って進めていければと思う」と語った。

 少なくとも、進化しようという意欲を強く見せるだけでなく、実際に試合の中で行動が伴っている柴戸自身はそれを打ち破るだろう。そして、新たな浦和の絶対的な存在へと変貌を遂げるに違いない。

■試合結果

浦和レッズ 0-0 名古屋グランパス

PHOTO GALLERY 浦和対名古屋戦での写真 20210530
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