■ブンデスの全試合で先発
試合は67分にエミル・フォルスベルグにPKを決められ、0-2で完敗したが、遠藤はボランチとしてハイ・パフォーマンスを見せた。孤軍奮闘の日本人MFに対して、キッカー誌の採点は、ビッグセーブを連発したGKグレゴール・コーベルに次いで2番目の高評価である。遠藤がブンデスリーガの舞台で疑いようのないクオリティをピッチ上に示し続けているのは、もはや誰の目にも明らかだろう。
特筆すべきは、遠藤が今季これまでブンデスの全試合で先発を続けていることだ。しかも3月20日のバイエルン戦を除いた全ての試合で90分間フル出場している。ブンデスでプレーして13年以上になる長谷部誠ですら、シーズンを通して全試合で先発したことはないのだ。もちろん今季はまだ終わっていないが、仮に残りの3試合も全て先発となれば、ドイツの地に日本人ボランチとして確固たる足跡を残すことになる。
今や日本代表の中盤で絶対的な主軸となり、今夏に開催予定の東京五輪ではオーバーエイジとしてU-24日本代表への召集が囁かれる遠藤。後に振り返った時に、このコロナ禍の20/21シーズンが、“飛躍の1年”として刻み込まれるのかもしれない。
■結果
ライプツィヒ 2-0 シュトゥットガルト
■得点
46分 アマドゥ・ハイダラ(ライプツィヒ)
67分 エミル・フォルスベルグ(ライプツィヒ)