Ｊ１リーグ第９節 ＦＣ東京ー川崎フロンターレ
４月１１日（日）｜１４:００ 味の素スタジアム
今季初の多摩川クラシコが行われる。ともに１９９９年に初めてＪ１を戦った両チームが、リーグ上位同士として顔を合わせる。
Ｊ１初昇格後は、ＦＣ東京が優勢だった。川崎は１年でＪ２に戻ったが、２０１０年に降格を喫するまで、Ｊ１で戦い続けた。だが今や、天下は川崎のものだ。４年間のＪ２生活を終えた後は常に上位を争い、昨季はまさに無双の強さを見せた。
最近では、ＦＣ東京が川崎に挑む構図となっている。昨季のリーグ戦では４－２－１－３、４－４－２とフォーメーションを使い分けたが、川崎に押し破られた。果たして今回、長谷川健太監督はどんな策をぶつけてくるのか。
まだシーズンの４分の１も終わっていないが、川崎が早くも独走しかねない勢いを見せている。リーグの流れを変えるためにも、ＦＣ東京にとっては意地を見せなければならない伝統の一戦となる。
■ＦＣ東京
６位 勝ち点１５ ４勝３分１敗 １４得点１１失点 得失点差３
【出場停止】渡辺
【直近５試合結果】
Ｌ○２－１ 札幌（Ｈ）
Ｌ△０－０ 名古屋（Ａ）
ル○２－０ 神戸（Ｈ）
Ｌ○２－１ 仙台（Ｈ）
Ｌ○３－２ 湘南（Ｈ）
【通算対戦成績】
Ｈ １５試合・ ７勝２分１１敗
Ａ １５試合・ ５勝７分 ８敗
計 ３０試合・１２勝９分１９敗
【直近対戦成績】
２０２０年１０月３１日 Ｊ１第２５節 ●１－２（Ａ）
２０２０年１０月 ７日 ル杯ＳＦ ○２―０（Ａ）
２０２０年 ７月 ８日 Ｊ１第 ３節 ●０－４（Ｈ）
２０１９年 ７月１４日 Ｊ１第１９節 ●０－３（Ｈ）
２０１９年 ２月２３日 Ｊ１第 １節 △０―０（Ａ）
【今節のみどころ】
大事な一戦で、渡辺剛を出場停止で欠くのは痛い。長谷川健太監督も、プランの変更を余儀なくされているはずだ。
最近はチームにリズムが出ていた。森重真人をアンカーに置くフォーメーションで安定感が出てきていたが、指揮官はどのような配置に変えるのか。森重を最終ラインに入れるか、あるいはルヴァンカップのヴィッセル神戸戦のように、中盤の底に２人を配置する手もあるだろう。
心強いのは、ディエゴ・オリヴェイラが得点を重ねていることだ。今季まだリーグ戦で先発はないが、永井謙佑も交代出場で良い動きを披露している。
さまざまな手が考えられるが、川崎相手に勝利するには攻守にわたって完璧なゲームプランの遂行が必要だ。チーム全体の高い集中力が求められる一戦となる。
