■「彼女はこれからもずっと、僕の心の中に生き続けるんだ」
「ただ、その後、僕が体調を崩してしまったんだ。それに、２枚目のイエローカードももらって、次の試合に出られなかった。それと並行して、母の容態が悪化して、１２日に亡くなってしまったんだ。
すごく大きな悲しみだった。でも、母が元気だった時、それに容態が良かった時、僕は息子として、彼女のためにできることは、すべてやった。だから、誇りを持って言える。僕は母にとって、良い息子であろうと頑張れた。
そして、何より母のことを誇りに思う。素晴らしい母であり、僕に多くを教えてくれた。僕には父がいなくてね。父は、僕が３歳の時に、落雷で感電死してしまった。だから、僕は父のことを知らない。
でも、戦士のような母を知っている。８人の子供を育てて、再婚もせず、恋人も作らず、子供のためだけに生きた。
だから、いつでも彼女のために祈っている。彼女はこれからもずっと、僕の心の中に生き続けるんだ……。
（※日本語で）すいません、言葉が出なくて、申し訳ないです」
