【ブンデス分析】10人のバイエルンが4G圧倒!シュトゥットガルト・遠藤航は孤軍奮闘の画像
遠藤航(シュトゥットガルト)とレバンドフスキ(バイエルン) 写真:ロイター/アフロ

ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘンvsシュトゥットガルト 2021年3月20日(日本時間23:30キックオフ)】

 遠藤航が王者バイエルンと激突した一戦は思わぬ展開となった。

 早い時間でのレッドカードに対し、試合を壊す、という表現が使われることがある。本来の力関係が崩れ、試合内容が一変してしまうからだ。

 ほとんどの場合で、10人になったチームは攻撃の選手を犠牲に守備を整備し直す。攻撃の選手が減るのだから、耐え続けてどこかで1点、という戦い方になるのは当然のことだ。

 トップレベルになるほどスペースが無くなっていく現在のサッカーにおいて、1人の差は大きい。

 10分、バイエルンのスローインに対し、遠藤航が素早い寄せでロベルト・レバンドフスキからアルフォンソ・デイビスへのリターンに先に触ることに成功した。遅れたデイビスはそのまま遠藤の足を踏みつけてしまい、VARでレッドカードが提示された。

 早々に退場者を出したバイエルンに対しシュツットガルトが主導権を握るかに思われたが、試合再開から10分と経たないうちに勝負の行方は決まってしまった。

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