【ラ・リーガ レアル・ベティスvsヘタフェ 2021年2月19日(日本時間29:00キックオフ)】
久保建英、カルレス・アレニャ、マルク・ククレジャ、クチョ・エルナンデスというカルテットが実現するかという予想もあったベティスとの一戦だったが、蓋を開けてみれば久保とアレニャはまたしてもベンチスタートだった。
前半、ヘタフェはプラン通りに0-0で終えることに成功した。これで後半途中から久保とアレニャが投入され得点を目指すことになる。結局ここ2試合と同じパターンで起用されることになった。そう思われた。
ところが、これまでとは違っていた。
67分、攻撃のカードとして投入されたのはアレニャ1人だけだった。
解任説が大きく取り沙汰されたホセ・ボルダラス監督(※前節退席処分のためこの試合はベンチではなくスタンドから指揮)だったが、アンヘル・トーレス会長に支持を表明されたことで、勝たなければならないのではなく負けないことが大事、という考え方になったようだ。ヘタフェは右サイドの2列目で起用していたアラン・ニョムをそのままキープした。久保の攻撃よりもニョムの守備が重要、という明確な姿勢だった。
81分、ニョムがイエローカードをもらうのと同時に久保の出番がようやくやってきたが、良いところなく試合を終えた。しかも、84分にPKでゴールを奪われて敗れるという形で。