【ラ・リーガ レアル・マドリードvsヘタフェ 2021年2月9日(火曜日、日本時間29:00キックオフ)】
2試合連続で消化不良な内容に終わっている久保建英が、レアル・マドリードとの大一番を迎える。
ローン移籍中の久保だが、レアルは日本ではほぼ100%盛り込まれている出場制限条項(保有元のクラブとの試合には出場できない)を2019年の時点で撤廃しており、力を証明する場が与えられている。
この試合はリーガの第1節だ。イレギュラーな日程により、レアル戦が未消化で残っていた事になる。久保はこの幸運を活かすことができるか。
■『対戦相手情報』
怪我人が続出しているところに、チームの心臓であるトニ・クロースが累積警告で出場停止になったレアル。この試合を欠場する可能性があるトップチームの選手は最大で10名(クロース、セルヒオ・ラモス、エデン・アザール、フェデリコ・バルベルデ、ロドリゴ、ルーカス・バスケス、イスコ、ダニエル・カルバハル、エデル・ミリトン、アルバロ・オドリオソラ)にもなり、現地ではイスコが怪我を抱えたままメンバーに入るのではないかという予想もある。
万全の状態にあるミッドフィルダーがルカ・モドリッチとカゼミロの2人しかいないことで、中盤の支配を諦め、カリム・ベンゼマを使ってシンプルに裏を狙う展開が考えられる。
さらに、この緊急事態にカスティージャ(Bチーム)から最大8人もの選手が招集される見込みで、彼らも試合に出る機会があれば、久保と同様に必死なアピールをすることになる。最終ラインの守備が壊滅しているヘタフェにとっては、綺麗な攻撃をしてこないレアルの方がやりにくい相手になるかもしれない。