■大切なのは「最後にベストである」こと
たしかにレバークーゼン戦では、ここぞという場面で「より注意深く」なり、冷静にフィニッシュ。試合中は局面毎にプレーを選択する「決断」の連続だが、歳を重ねてその“決断力”に磨きがかかった、といったところだろうか。
また、レバンドフスキはこうも言っている。
「今日は自分がベストかどうかは気にしない。僕にとっては、シーズンの最後にベストであるかが重要なんだ」
終わり良ければ全てよし。その考え方は、「シーズン」だけでなく、1つの試合にも当てはまるのかもしれない。だからレバークーゼン戦で14分に先制されても、悠然とプレーし続けていた――。
大切なのは、「最後にベストである」こと。その座右の銘をレバンドフスキは、自身が2ゴールを決め、「最後」は2-1で勝利したレバークーゼン戦で体現したのである。