エイバルとしては、終わってみれば最初の15分が悔やまれるが、最初にやられて行くしかない状況になったからこそ本来やりたかったことを出せた、とも言える。仮に最初からスイッチが入っていたとしても、やりたかったことを出せていた時間であっても決定的な場面を数多く作られていた。開始早々に失点せずに0-0で進んでいたとしても、いずれは力尽きていた。
あるいは、90分走り続けられたとしても、どこかでやられてしまっただろう。それだけレアルが強さを取り戻している。
クロースのロングボールが圧倒的な存在感を放っているが、ルカ・モドリッチやカリム・ベンゼマも今が最盛期なのではないかと思わせるプレーぶりだ。そして、長らくマルセロの指定席だった左サイドバックのポジションを奪ったメンディも、ロドリゴが左ウイングに入ると更にのびのびとプレーできている。好調はますます加速しそうだ。
■試合結果
エイバル 1ー3 レアル・マドリード
■得点
6分 カリム・ベンゼマ
13分 ルカ・モドリッチ
28分 キケ・ガルシア
92分 ルーカス・バスケス