■決勝も目が離せない
自在に点が取れるサッカーの柏と、今は得点が難しくなっている東京。だが、レアンドロ、ディエゴ・オリベイラ、アダイルトン。いつ爆発してもおかしくない助っ人たちが、東京にはいることを忘れてはいけない。
柏は、ケガからの復帰を喜んだクリスティアーノがかつてのスーパーな自信を取り戻したら、手が付けられない。もちろん、元気なパフォーマンスを続ける「得点王」オルンガと、やはり点が取れる江坂任もいる。
普通に考えれば、ゴールの奪い合いの決勝もイメージできるが、慎重に戦うことも考えられる。タイトルマッチの駆け引きは特別だからだ。「前哨戦」では、互いに手の内は明かしていないだろう。
ネルシーニョは知性のチームサッカーを強調する。
長谷川健太だって苦しい中で何か考えているはずだ。ルヴァンカップ準決勝で川崎に勝った時のように。一発勝負はわからない。
ルヴァンカップ決勝は柏vs東京、国立競技場は3本勝負の3本目になる。決着戦だ。